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今さら聴けない、気になるあのコト〜EDM〜

巷で話題の“EDM(イー・ディー・エム)”。それは世界中で大流行していて、日本でもここ数年よく聞くけれど、実のところ一体何なのか……しっかりと答えられる人はそう多くないハズ。ここではそんな“EDM”について詳しく紹介!

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そもそもEDMとは?

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EDMとは“Electronic Dance Music(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)”のことで、直訳すれば“電子音楽”。つまり、シンセサイザーなどの電子音を使って作る音楽のこと。

一般的にはハウスやテクノ、トランス、ダブステップ、ドラムンベースなどのダンスミュージックの総称として使われることが多かったが、今はその進化とともに変化。ヒップホップにより近いトラップやこの夏人気だったトロピカルハウスが加わったりと音楽性は幅広くなっている。

一方でその意味合いも変わってきていて、“ジャンルとしてのEDM”と“カルチャーとしてのEDM”という捉え方もあったりと実はちょっと複雑。とはいえ、音楽としてEDMをわかりやすく言えば、大きな会場(フェス)でみんなで盛り上がることのできるビッグルームなサウンドであることは間違いない。

ちなみにその発祥は諸説あり、もともとヨーロッパではElectronic Dance Musicという言葉は普通に使われていて、2000年代にアメリカのメディアがEDMと略して使っていたというのが有力。

どうしてEDMは流行したのか?

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EDMは2000年代にアメリカを中心にブレイク。その背景には、それまでクラブで踊るための音楽だったダンスミュージックがポップ系のアーティストとコラボすることでメジャーになったことが大きく、ここ数年世界的な音楽チャートであるBillboardの上位にはEDM系のアーティストが毎週といってほどに登場。

また、今ではそのチャート内にEDM部門ができるほど注目されている。さらには世界中で大きなフェスが開催されていることもブームの大きな要因に。たとえば、ラスベガスで開催されるEDMを軸としたフェス「EDC(Electric Daisy Carnival)」は年々拡大し、2015年には40万人以上も動員するなどその規模感は計り知れないほど大きくなっている。つまり、EDMの発展にはポップ(メジャー)とフェスが欠かせないのだ。

そんなEDMの火付け役と言えば、フランス出身の世界的人気DJのDavid Guetta(1967年生まれの49歳)。

彼はEDMが流行する前からハウスシーンで活躍していたが、いち早くポップ・アーティストとコラボしヒット曲を量産。2009年に発表したアルバム「ONE LOVE」はEDMが世界に広がるきっかけとなった作品と言われ、そこにはKelly RowlandやFergie、NE-YOといった様々なアーティストが参加。

エレクトロニック・ミュージックの本場ヨーロッパだけでなく、エンターテインメントの発信地アメリカでも人気となり一気にEDMブームが加速したのである。その後、日本でも人気のCalvin HarrisやAfrojack、ZEDD、Hardwellといったアーティストをはじめ、SkrillexやDiploといったダブステップほか様々なジャンルのアーティストを巻き込み拡大していくことに。

ちなみにDavid Guettaは来年1月来日決定!

EDMはジャンルではなくもはやカルチャー!?

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EDMはひとつの音楽のジャンル、カテゴリーだけど、いまやその枠組みを超えるほど大人気で、ファッションなどにも影響を与えている。たとえば、いま世界的に人気のEDM中心のビッグフェスでは“フェスファッション”なるスタイルが生まれ、そこから様々なトレンドが誕生。それはメイクにしても同じことで、いろいろな新たな文化(カルチャー)を生み出している。

また、肝心の音楽面をとってみてもダンスミュージックが今までになく盛り上がり、その経済効果もスゴいことに。アメリカの経済誌フォーブスが毎年発表しているDJの年収ランキングでは3年連続1位のCalvin Harrisはその額なんと60億円以上!その他にも何十億と稼ぐDJがたくさんいて、みんなプライベートジェットなどで移動するまさにセレブ。

そして、セレブと言えばそのプライベートも騒がれるもので、先ほどのCalvin Harrisの元カノは世界の歌姫Taylor Swift(残念ながら今年破局)。その他にもEDMスターたちの色恋沙汰はたくさんあり、いまやパパラッチたちの注目の的。それだけDJが世間的な注目を集めているということだ。

日本でも大流行!あの人気アーティストもEDM

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そんな世界中で流行中のEDMだけど、もちろんここ日本でもブームとなり、EDMがメインとなるフェスが数多く生まれ&海外から上陸し、軒並み大人気(「ULTRA JAPAN」や「electrox」など)。同時に、ひとたび海外からEDMスターが来日すれば1万人以上動員するなど、これまでのダンスミュージックでは考えられないほどの規模感となっている。

そして、JポップでもEDMは流行中。その代表格と言えるのが三代目 J Soul Brothersで、彼らのヒット曲“RYUSEI”、世界的EDMスターAfrojackがプロデュースした“Summer Madness”はまさにEDM。

そして、三代目やEXILEらを擁するEXILE TRIBEの“HIGHER GROUND”はEDM界のトップアーティストDimitri Vegas&Like Mikeがプロデュースするなど、彼らはEDMを自分たちの音楽にうまく取り入れている。また、SEKAI NO OWARIも早くからEDMに注目し、その音楽に接近。2014年にはこれまたEDMスターNICKY ROMEROプロデュースによる“Dragon Night”をリリース。

その他にも安室奈美恵もEDMのパイオニアDavid Guettaとコラボしていたり(“What I Did For Love”)、ももクロやSmap、嵐などもEDMを取り入れている。日本のJポップシーンでもいまやEDMは欠かせないものとなっているのだ!

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