3月24日〜26日にかけてマイアミで開催された「ULTRA MUSIC FESTIVAL(UMF)」。そこで見かけたファッショニスタから学ぶ最新フェスファッショントレンド!
今年のフェスファッションのトレンドは……
数多くのトップDJたちが集結する「UMF」。
※「熱狂のマイアミ、「ULTRA MUSIC FESTIVAL」レポート第一弾」はコチラ
その一方で、同時に会場には世界中からファッショニスタもたくさん来場。
その姿を見てみると、今年のトレンド傾向は大きくわけて“スペーシー”、“レースアップ”、“ヘッドピース”、“リバイバル”、“フェミニン”の要素を取り入れたファッションを楽しむ姿が印象的!!!
“スペーシー”なスタイルには、メタリックカラーの光沢ある素材を取り入れ、メイクもラメやシルバー要素を大胆にON!!!
カラーサングラス、ハイソックス、さらにはレオタードなど“リバイバル”アイテムをキャップにあわせストリートに昇華したスタイルもキャッチーなトレンド。
シンプルなスタイルには個性をアピールした“ヘッドピース”。“レースアップ”は足下やトップス、ヘアースタイルにも。さらに、新たなシアースタイルとしてシースルーやメッシュ素材も。
以下、ファッションエディター、小浪良子氏のコメントを紹介。
「フェスの楽しみ方は音楽だけじゃない! 自分らしさとトレンドを取り入れ会場を闊歩する、これもフェスならではの醍醐味。トレンドの傾向として中でも目立ったのがスペーシー。メタリックカラーや異素材ミックス、メイクやバックにいたるまで、重力を感じさせない軽やかさが目を引きます。 NASAで新たな惑星が発見されたのが記憶に新しい2017年。秋冬シャネルのコレクションテーマも宇宙とあって、ジェンダーレス、 エイジレスの先は無限に広がる宇宙に夢を馳せたボーダーレスな空気が漂いそう。メッシュやシースルー素材などの透け感あるアイテムに柄物の見せブラをレオヤードした遊び心あるニューシアースタイルはストリートでも今すぐ取り入れられる注目のトレンドです。機能性、涼感性にも富むメッシュ素材は男性にも人気でした。そして今期春夏トレンドを牽引するであろう大胆なカッティングはブラックをメインにクールなカラーで、足元にはバンドタイツや網タイツ、トップスやヘアーにもレースアップを取り入れて個性をアピール。フェスならではのファッションとしてもはや定番のフォークロアもLOVE&PEACEなヒッピースタイルと共に健在。全体的にピースフルなムードの春夏トレンドでした」
宇宙をイメージ!? スペーシースタイル
とにかく会場に溢れていたスペーシースタイル。
服だけじゃなく小物やメイクに至るまで、みんなスペーシー。プリントアイテムに眩いメタリックカラー、グリッター、宇宙人やNASAアイテムとモロなものまで本当にいろいろ。いつものコーデにワンアイテム足すだけで今っぽさが演出できそう。
さらには、メイクにもスペーシー感をプラス。小物のビニール素材やメタリックなものが目立っていたのが印象的。
足下やヘアースタイルもレースアップで個性的に!
オシャレは足下から……なんて言うけれど、そんな足下やヘアースタイル、トップスに施されたディティールに多く見られたのがレースアップ。
レースアップのシューズ、そしてショートパンツは1枚だけじゃなく、レースアップタイツをINしたり、バンドタイツをはいたり、引き締め効果もある自由でハイブリッドな着こなしはカラーで選ぶ人多し。ヘアースタイルも編み込み系が目立っていた。その方が踊りやすそうだし。
セクシー+α、ワンランク上のニューシアー
今季はセクシーだけじゃない! ワンランク上をいくシアーコーデ。
シアートップスにポップな刺繍が施されたものや部分的な透け感。1枚では抵抗があるタイトで大胆なトップスにもシアーアイテムを重ねることでいい感じの街でも使えるスタイルに。
ルールに縛られず、様々なシアーアイテムをレイヤードするその姿はとにかく健康的。そして軽快。ブラックカラーをチョイスすれば透け感も気にならないので、シンプルなアイテムにプラスして自分らしさを演出!
ヴィンテージやネオンカラーで推すリバイバルルック
レオパードにキャップをONしたり、足元にハイソックスを取り入れたり、リバイバルルックも注目。
カラーもちょっと懐かしいピンクや蛍光色をトップスに持ってくる人が多く、それもまたフレッシュ。さらにはネオンカラーやカラーサングラス(透け感のあるものとか)を取り入れたコーディネートも。
ヘッドピースはプラスオンするだけで上級者!
スタイルにあわせてフラワーやフェザー、ゴールドで繊細なものやバンダナなど、シンプルなコーデにプラスするだけでオシャレ上級者に見えるヘッドアクセ。
会場ではアニマルモチーフなども多く、後ろ姿も華やかなスタイルに。
ファッションスナップ:©Akiko Higuchi