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「Tomorrowland」を経て待望の新作「360° ChamberZ」リリース! PKCZ®インタビュー

DJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMA、そしてプロデューサーのEXILE HIRO、ヒップホップをルーツに各自様々なダンスミュージックを体感し、実践してきた4人が2014年から活動を開始したユニットPKCZ®。

これまでは、イベントを主戦場にしてきた彼らが8月2日に待望のファーストアルバム「360° ChamberZ」をリリース! そこにはヒップホップにEDM、その他様々なサウンドが凝縮された、まさに現在進行形のサウンドがズラリ。

今回はそんな新作のこと、さらには彼らが先日出演した世界最高峰のフェス「Tomorrowland」のことについて、PKCZ®を代表してDJ MAKIDAIとDJ DARUMAに話を聞いてみた。

PKCZ®のカラーが凝縮された待望のファーストアルバム

PKCZ® / “360° ChamberZ” ALBUM全曲紹介ティザー

——まずは自己紹介の意味もかねて、PKCZ®の由来を教えてもらえますか。

DJ DARUMA:「本来は“Primal Knowledge ChamberZ”、意味としては“本能と知識の部屋”ですね。僕らの音楽を聴いたり、何かまつわるものを感じた人が本能を解放して新たな知見を得て、新しい体験や新たな道への指針ができる。PKCZ®を介してみんながヘッズになってほしいという思いを込めて付けました」

DJ MAKIDAI:「PKCZ®のテーマとしては、音楽を中心に世の中のあらゆる、ヒト、モノ、コトをミックスして、新しい何かをクリエイトすることなんです。過去にあった様々な人、アーティストに触れて、様々な感覚を捉えてきたことを混ぜ合わせ、それをPKCZ®としてアウトプットすることでクリエイティヴな活動に変えていこうと思ってます。ミックスという言葉には、まさに今回のアルバムのようにいろいろな方々のご協力をいただいて作るという意味も含まれています」

アルバム「360° ChamberZ」を発売したPKCZ®のメンバー、DJ MAKIDAI。

——たしかにアルバム「360° ChamberZ」は様々なアーティストが参加し、様々なサウンドが収録されていますね。

DJ MAKIDAI:「今の時代、DJのスタイルも人それぞれ、様々だと思うんですけど、作品ひとつとってもフォーマットはないと思うんです。例えば、最近ではDJ Khaled(DJキャレド)やCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)といったトップアーティストは、いろいろなアーティストをフィーチャリングして、それを独自のカラーに染め上げていく。今っぽい、新しい手法ですよね。僕らにとってのカラーは、楽曲に先駆けてイベントをやって、そこでフィーリングがマッチした方々に今回のアルバムに参加していただくことで、ひとつの音楽、アーティストの在り方を表現していったんです。同時に、今の時代はそういったこともありなんだってことを提示できたかなと思います」

DJ DARUMA:「DJ Khaledは本当にスゴいと思いますし、Calvinのアルバムもメチャクチャいいんですよね。ジャンル感やコラボしたアーティストを含めたそれぞれのアイデンティティを絶妙なバランス感でまとめていて。すごく勉強になりますね」

アルバム「360° ChamberZ」を発売したPKCZ®のメンバー、DJ DARUMA。

——最近では、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)がBruno Mars(ブルーノ・マーズ)とコラボしたり、ジャンル間の横断もより激しくなりましたよね。

DJ DARUMA:「このアルバムには近年のトレンドや新しいサウンドがたくさん収めてあります。それはヒップホップであったり、EDM、ハウス、テクノだったり、クラブミュージックをベースとしたサウンドなんですが、ポップミュージックとして機能している。そういったところをリスナーの方々には新たな体験になるんじゃないかなと思います」

DJ MAKIDAI:「ラップもあれば歌もあるし、ジャンルに関してもいろいろな要素が入っていて、ここまで特定のジャンルで括れない作品も珍しいかなと思います。僕らが通ってきたカルチャーの中から本当にいいと思うものを抽出し、それをPKCZ®として形にしたらこうなりました、というアルバムです」

PLAY THAT feat. 登坂広臣, Crystal Kay, CRAZYBOY – PKCZ® (Produced By AFROJACK)

PKCZ® / INTO THE CIRCLE feat. METHOD MAN (Wu-Tang Clan) , EXILE THE SECOND (Short Version)

PKCZ® / ROAM AROUND feat. GENERATIONS from EXILE TRIBE (Short Version)

PKCZ® / X-RAY feat. 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE (Short Version)

世界最高峰のフェスから、次なる舞台は日本の各地のクラブへ

世界最高峰フェス「Tomorrowland」に出演したPKCZ®

——つい先日には「Tomorrowland」に出演されましたが、いかがでした?

DJ MAKIDAI:「僕は初めて行かせていただいたんですが、その多様な音楽性、壮大なスケール感に本当にワクワクしたというか、久しぶりにテンションがあがりましたね」

DJ DARUMA:「ステージに立つ前は、正直に足が震えるレベルでした(笑)。その前に出演した『Ultra Singapore』もそうでしたけど、このふたつはプレッシャーが尋常じゃなかったですね。ただ、逆に言うとチャンスでもあって、ヨーロッパでは全然無名の存在の僕らが、ピュアに音楽だけでどこまでできるのか。すごくありがたい環境でもありました」

DJ MAKIDAI:「そうだね。今回僕らが出演させていただいたステージも結構大きくて、約1万人ぐらいのキャパだったんですけど、その中でやるのはすごく緊張感がありました。でも、嬉しかったのは自分たちのステージが始まってからどんどんよくなっていったというか、客足も増えていきましたし、フロアにいる人の足も止まらず、他に数多くのステージがあるにも関わらずみなさんが踊り続けてくれたこと。僕らが提供する音楽で楽しんでいる様子が肌で感じられましたし、『Tomorrowland』に遊びに来る方々が楽しもうという意識が高く、その思いにも支えられて、ものすごく充実した1時間のセットができました。あとは、日本から来た方々も国旗を掲げて応援してくれて。それもすごく心強かったです」

——「360° ChamberZ」の収録曲もプレイしたんですか?

DJ MAKIDAI:「“MIGHTY WARRIORS”のリミックスはかけましたね。反応もよかったです。最近は往年のヒップホップのヒット曲からEDMになっていくようなスタイルをよく見かけますが、僕らとしてはヒップホップを聴いて育った部分もあるので、アティチュードとして入れたいという思いはあって。あえてヒップホップも入れました」

DJ DARUMA:「あとは、マナーは保ちながらもいかに日本的なエッセンスを表現できるかというのもPKCZ®としての視座、カラーに繋がると思っていて。見た目も法被を着たり、音楽にも日本のアニメーションやゲームのエッセンスを入れながら構築していった部分はありましたね」

世界最高峰フェス「Tomorrowland」で日本的なエッセンスや表現を盛り込みオーディエンスを盛り上げたPKCZ®

——国内ではアルバムのリリースに合わせて、クラブサーキット(PKCZ® 360°CIRCUIT –DJ SET-)がスタートしましたよね。そこではどんなプレイを?

DJ MAKIDAI:「基本的にはこのアルバム『360° ChamberZ』がコンセプトなので、その収録曲をいかに聴かせるか。なので、海外のセットとは全然違いますね。ただ、会場に来てくれている人たちが何を求めているのか、フロアの反応を見てプレイしていくことが僕らの仕事だと思うので、そこは臨機応変にやっていきたいと思っています」

——お客さんの反応はどうですか?
DJ DARUMA:「いいですね。以前はJポップを楽しんでいる方はクラブミュージックを日常で聴いている方と乖離していた部分があったと思うんですけど、ここ数年でそれもなくなってきたのかなと思うんです。ジャンルの垣根がなくなり、みんなの楽しみ方が変わってきてるというか。誰もが海外の音楽に対して耳が広がって、みんな並列に聴いているように感じています。そして、その一環で僕らのアルバムも手に取ってくれているのかなと。その環境はすごくありがたいと思いますね」

——そういう意味では、今「360° ChamberZ」がリリースできたのはタイムリーですね。

DJ MAKIDAI:「EXILEのパフォーマーと同時に、DJとしてのアプローチをしてきて、HIROさんのおかげでできたPKCZ®。そして、みんなで作ってきたアルバムが今こうして出せることは本当に嬉しいですし、一方で『Tomorrowland』で1万人もの人を楽しませ、かたや日本ではまた違うセットで盛り上げることができている。それも素晴らしいことだと思いますし、同時にその振り幅がPKCZ®のスケールに繋がっていくと思うんです。僕らがプラットフォームになって、その振り幅が広がれば広がるほどいろいろな人が参加できるし、僕らの可能性も広がっていく。今はそういう相乗効果が可能な時期なんだと思うんですよね」

DJ DARUMA:「今僕らがここまでのクラブミュージックの濃度で日本の音楽シーンで勝負できる環境は最高だと思うんですが、今後はもっともっと大きな希望が広がっていると思うんです。そして、それによってクラブミュージックにも更にいい流れができて、何か役に立てればいいなという思いはすごくあります」

——今後はどんな活動を?

DJ MAKIDAI:「海外というのはすごく意識していますね。もちろん国内でやることはたくさんありますが、一方でこれまで出会った方々、経験が交わることで可能性は広がっていくと思うんです。その結果として世界に挑戦していく、道なき道を行くスピリッツというか、前例のないことをPKCZ®としてやっていくことに意味があると思うので、海外にも挑戦していきたいですね」

DJ DARUMA:「そのためには楽曲、ヒットが欲しいですよね。それ1曲で大きく変わると思うので」

DJ MAKIDAI:「『Tomorrowland』での経験もそうですし、Dimitri Vegas&Like Mike(ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイク)やAfrojack(アフロジャック)などと活動する中で、その貴重な経験をもとに自分たちらしさが表現された最高の1曲を作る。それをかけることが自分たちもワクワクするような、そんな1曲を目指しています」

発売中のPKCZ®のアルバム、「360° ChamberZ」

アルバム「360° ChamberZ」をチェック

▽あわせてよみたい!
「Tomorrowland」プレイムービー前半戦はコチラ
「Tomorrowland」プレイムービー後半戦はコチラ
「Tomorrowland」プレイムービーDimitri Vegas & Like Mikeはコチラ

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