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豪華ダンスミュージックプロデューサーが集結…Lady Gagaの新作がヤバイ!

Lady Gaga(レディー・ガガ)、4年振りの最新アルバム「Chromatica」をリリース。その内容をTJOが解説!

新作には7人のダンスミュージックプロデューサーが参加!

自分の本名を冠にした2016年発表の前作「Joanne」では、それまでのダンスポップ・アイコン的なイメージから逸脱。BloodPop(ブラッドポップ)やMark Ronson(マーク・ロンソン)を迎え、自伝的な作品を作り上げたレディー・ガガ。

そこから4年の時を経てリリースされた今作「Chromatica」は、再びダンスポップ全開の作品に!

デビュー時からDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)やZEDD(ゼッド)、DJ SNAKE(DJスネイク)、Madeon(マデオン)、Infected Mushroom(インフェクテッド・マッシュルーム)、Space Cowboy(スペース・カウボーイ)などダンスミュージック系のプロデューサーを積極的に迎えていたが、今作はインタールードを除いてほぼ全編ダンスミュージックで構成され、なおかつ豪華なプロデューサーが参加。その顔ぶれを一挙紹介!

Lady Gaga(レディー・ガガ)4年振りの最新アルバム「Chromatica」

【BloodPop】

まずは、レディー・ガガと共にアルバム全体を統括するエグゼクティブ・プロデューサーという重要な役割を務めたブラッドポップ。彼は以前Blood Diamondsという名義でSkrillex(スクリレックス)のOWSLAからリリース。そして、Grimes(グライムス)とコラボするなどデビュー時からシーンで注目を集めていた存在で、Madonna(マドンナ)、Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー)、Charli XCX(チャーリーXCX)、Tinashe(ティナーシェ)など名だたるアーティストのプロデュースを行ってきた。

なかでも2015年のJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)のアルバム「Purpose」では大ヒットソング“Sorry”をはじめとする4曲を手掛け、世界的なプロデューサーの仲間入りを果たす。以降もPost Malone(ポスト・マローン)、Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Frank Ocean(フランク・オーシャン)、John Legend(ジョン・レジェンド)、Haim(ハイム)らの作品を手掛け、レディー・ガガとは前作でマーク・ロンソンと共に全楽曲に携わり、それを経て今作でもエグゼクティブ・プロデューサーとして大抜擢。オープニングやインタールードを除く、全ての楽曲で新しく生まれ変わったレディー・ガガのサウンド面を全面的に支えている。

【Tchami】

先行シングル“Stupid Love”や“Rain On Me”を手掛けたのはフューチャーハウスの雄Tchami(チャミ)。同じフランス人のDJスネイクやMercer(メーサー)、Malaa(マラー)とともに“Pardon My French”なるコレクティブを結成し、世界のシーンを席巻。

本人名義ではいわゆるハウス・サウンドを主に発信しているが、プロデューサーとしても優秀で、DJスネイクの世界的ヒット曲“Turn Down for What”や“Get Low”、さらにMajor Lazer(メジャー・レイザー)との“Lean On”にまで名前がクレジットされており、DJスネイク・サウンドを影で支える重要人物。

レディー・ガガとは 2013年のアルバム「Artpop」でDJスネイクがプロデュースに関わった“Sexxx Dreams”、“Do What U Want”、“Applause”に参加してからの仲で、今回は先行シングルの2楽曲でメインに抜擢されただけでなく、アルバム後半の“1000 Doves”、“Babylon”も手掛けた。90’sのオールドスクールハウス〜ダンスポップな響きの“Babylon”も最高だが、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)も参加した先行シングル“Rain On Me”では同郷フランスのレジェンドで90年代後半に一大ムーヴメントを築いたフレンチ・アーティストCassius(カシアス)の名曲“Feeling For You”と同じ70年代ソウルミュージックのGwen McCrae(グウェン・マックレイ)の“All This Love That I’m Giving”をサンプリングし、彼なりの昨今の90’sダンス・リバイバルに敬意を表しているようにも思える。ちなみにこの“Feeling For You”はAvicii(アヴィーチー)の初期の作品“My Feelings For You”でカヴァーされたことでも知られている。

【Skrillex】

“Plastic Doll”を手掛けたのはスクリレックス。ソロアーティストとしてももちろん、Diplo(ディプロ)とのJack Ü(ジャックU)などダンスミュージックシーンのみならず、ポップミュージックにおいても大きな影響力を持つ彼はプロデューサーとしてもThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)や、Ed Sheeran(エド・シーラン)、Camila Cabello(カミラ・カベロ)、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、ここ日本でも宇多田ヒカルと世界的ゲーム『キングダム ハーツIII』のテーマソングを手掛けるなど大活躍。

今作のエグゼクティブ・プロデューサーであるブラッドポップとはジャスティン・ビーバーの“Sorry”を共同で手掛けており、2020年に入ってからKOHHのラストアルバムで“Sappy”をプロデュースした事でも話題を集めた。

【Axwell】

Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア)やAxwell Λ Ingrosso(アクスウェル・イングロッソ)の1人として、絶えずダンスミュージックシーンを牽引するDJ/プロデューサーであるAxwell(アクスウェル)は“Alice”、“Free Woman”、そしてElton John(エルトン・ジョン)との“Sine from Above”を手掛けた。

今回は全ての楽曲でアクスウェルのレーベルAxtone Recordsから2016年にデビューを飾った門下生とも言えるKlahr(クラー)も参加。そして、楽曲終盤での急なブレイクビーツへのシフトチェンジが強烈なインパクトを残す“Sine from Above”では盟友Sebastian Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)、さらにスウェディッシュ・ハウス・マフィア“Save The World”や アクスウェル・イングロッソの諸作品などでコライトを務めたVincent Pontareに加え、アヴィーチー“Waiting For Love”やGalantis(ギャランティス)のソングライティングも手掛けるSalem Al Fakir、そして最近Kygo(カイゴ)の新作にも参加した人気ロックバンドのOneRepublic(ワンリパブリック)のヴォーカルRyan Tedder(ライアン・テダー)も参加した最強の布陣が揃っている。

【Burns】

ここで忘れてはいけないのが、エグゼクティブ・プロデューサーのブラッドポップに次いで多い6曲にクレジットされているBurns(バーンズ)である。アリアナ・グランデとの“Rain On Me”、韓国のBLACKPINK(ブラックピンク)との共演が話題となった“Sour Candy”、他にも“Fun Tonight”、“Enigma”、“Replay”、“Babylon”と今作を支えている重要人物の一人といっても過言ではないだろう。

キャリア初期はDJとしてCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)やDeadmau5(デッソマウス)などのツアーのオープニングアクトとして同行していた印象があるが、主にプロデューサーとしてEllie Goulding(エリー・ゴールディング)、Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)、Little Mix(リトル・ミックス)、元One Direction(ワン・ダイレクション)のLouis Tomlinson(ルイ・トムリンソン)などを手掛けてきた。

ブラックピンクとの“Sour Candy”での90’sオールドスクールハウスなテイスト、個人的にも嬉しい“Replay”でのフレンチフィルターハウス回帰なサウンドなど、アルバム全体の懐かしいサウンドは彼の力にもよるところが多いのではないかと思う。
ちなみに最近リリースされた「Stupid Love (Vitaclub Warehouse Mix)」のVitaclubはブラッドポップとバーンズによるユニットでアルバムでは表現し切れなかったよりダンスフロア向きなサウンドを展開している。

【Madeon】

2020年1月の来日公演や、盟友Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)が先日行ったオンラインフェス「Secret Sky」で素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたフランスのマデオンは“911”をプロデュース。

すでに2013年のアルバム「Artpop」で“Venus”、“Mary Jane Holland”、“Gypsy”の3曲を手掛けておりレディー・ガガとの相性は抜群。昨年久しぶりにリリースされた自身名義でのアルバム「Good Faith」ではダンスミュージック的要素だけでなく、より深い音楽性に満ちた世界観を聴かせてくれたが、今作ではフレンチエレクトロスタイルの高揚感溢れるサウンドを展開している。

【Boys Noize】

今年のグラミー賞にノミネートされたスクリレックスとTy Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)との“Midnight Hour”も記憶に新しい、ドイツを代表するプロデューサーBoys Noize(ボーイズ・ノイズ)。彼は“Rain On Me”にライターとして参加。

2000年代のエレクトロ時代から活躍するベテランでもあるが、プロデューサーとしてBIGBANG(ビッグバン)や日本のFEMMなども手掛け、2019年にエイサップ・ロッキー“Babushka Boi”、2020年に入ってからはフランク・オーシャン“DHL”などジャンルをまたいだ活躍が目立っている。最近ではUK老舗ハウスレーベルDefectedからディスコハウスな作品をリリースしその確かな才能を発信し続けている。

以上、「Chromatica」を支える7人のプロデューサーをラインナップしてきたが、ここでもう一つ面白い試みがあったので紹介したい。アルバムが発売される前日にレディー・ガガとブラッドポップが監修したSpotifyのプレイリストが公開され、そこではアルバム制作時に影響を受けたであろう90’sハウス〜テクノクラシックやダンスポップの楽曲が並べられていた。今そのプレイリストはすでにアルバム楽曲だけに上書きされてしまったが、全く同じものをキープしているプレイリストを見つけたのでぜひこれも聴いて、さらにこのアルバムの世界観を楽しんでみてはいかがだろうか。

Lady Gaga(レディー・ガガ)4年振りの最新アルバム「Chromatica」

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