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今年の夏はみんなでチル♪…TJOが厳選! 夏のおすすめチルアウト・プレイリスト

様々なジャンルからチョイス! この夏に聴きたいチルなプレイリストをTJOが解説付きで紹介。

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TJOが厳選した魅惑のチル…心地良すぎの計10曲!

この夏に聴きたいチルなプレイリストをTJOが解説

8月ももう間近……これを書いている段階では、まだまだ梅雨のジメッとした空気が続いているが、今回はもうすぐやって来る夏にオススメしたいチルアウト・プレイリストを紹介。ダンスミュージックはもちろんR&B、ヒップホップ、ジャズ、インディーロック、ポップスなど様々なジャンルの話題作を中心に厳選した10曲を解説していこう。

◆Jhené Aiko“Summer 2020”

今年の夏のプレイリストは「絶対にこの曲から始めたい!」と決めていた1曲。米ロサンゼルス出身、アフリカ系アメリカ人と日本人の間に生まれたJhené Aiko(ジェネイ・アイコ)は名門レーベルDef Jam(デフ・ジャム)と契約してデビュー作「Sail Out」をリリース。それはレーベル史上最高のEP売り上げを記録し、2015年のグラミー賞にもノミネートされ、Drake(ドレイク)やKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Chris Brown(クリス・ブラウン)など大物アーティストの客演でも話題を集める。

この曲は前作から2年半ぶり、今年3月にリリースしたサード・アルバム「Chilombo」のデラックス・バージョンとして7月に再発された中に新録された楽曲で、ファンク・バンドKool & The Gang(クール&ザ・ギャング)のクラシックにして、今やハリウッド・スターとして知られるWill Smith(ウィル・スミス)が在籍していたDJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince(DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス)のヒップホップ名曲“Summertime”と同ネタの、夏の定番“Summer Madness”を大胆にサンプリング。ジェネイの包み込むような優しい歌声にフェンダー・ローズの音色がよりスムーズでメロウに絡む。

◆Surf Mesa“Ily (I Love You Baby) feat. Emilee”

昨年末にリリースされながらも今年に入ってスーパーヒットとなった“Ily (I Love You Baby) feat. Emilee”。19歳の新鋭プロデューサーSurf Mesa(サーフ・メサ)がトロピカル・ハウスにアレンジしたのは、1967年にFrankie Valli(フランキー・ヴァリ)が発表し、Boys Town Gang(ボーイズ・タウン・ギャング)の1982年のディスコ・ヒットなどですっかりお茶の間でも聴かれるほどになった“君の瞳に恋してる(Can’t take My Eyes Off You)”で、使われている歌声はシンガーソングライターのEmilee Flood(エミリー・ フラッド)がTikTokにアップしたカヴァー。

@emileeflood

almost ran out of breath tehe lol xd ##foryou

♬ original sound – emileeflood

それを元にシカゴ出身のプロデューサーにしてDua Lipa(デュア・リパ)やCharli XCX(チャーリーXCX)などともリンクするWhethan(ウィースン)によるClairo(クレイロ)の“Pretty Girl (Whethan Bootleg)”にインスパイアを受けて制作されたという。

この曲の大ヒットを受けてサーフ・メサは憧れのMarshmello(マシュメロ)からHalsey(ホールジー)との“Be Kind”のリミックスを直々にオファーされるなど、今後の活躍が期待される。

◆Jorja Smith“Rose Rouge”

Jorja Smith(ジョルジャ・スミス)は、UKソウルの次世代を担う女性シンガーとしてドレイクのUKツアーのサポート を務め、英国ブリット・アワードを受賞し、グラミー賞の最優秀新人賞にもノミネート。
この曲は名門ジャズ・レーベルBlue Note(ブルーノート)からのリリースで2000年にフランスのDJ St.Germain(サンジェルマン)が発表し、世界的ヒットを記録したジャズ・ハウスの名曲のカヴァー。バンドにはUKジャズ・シーンで頭角を表す次世代Ezra Collective(エズラ・コレクティヴ)も参加し、英国の未来を担う才能が結集。ちなみに、この曲をリードシングルとして秋にはブルーノート・レーベルの名曲を今のアーティストが新たに再構築したアルバムがリリース予定なのでそれも楽しみだ。

◆Conan Gray“Wish You Were Sober”

米サンディエゴ出身で日本人の母親を持つConan Gray(コナン・グレイ)は、10代の頃からYouTubeにカヴァー動画をアップし、性別をも超えて同世代の気持ちを代弁するポップアイコンとしてアルバムリリース前からツアー公演のチケットはソールドアウト、さらには世界最高峰と呼ばれるフェス「Coachella」に出演が決まるなど破格の人気を集めている。The 1975のMatthew Healy(マシュー・ヒーリー)やBTSのVなどからもラブコールを受け、現在21歳、仲が良いBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)に続くZ世代のカリスマとして注目を浴びている。

◆Joe Hertz“Trippin feat. Ryahn”

サウスロンドンのDJ・プロデューサーJoe Hertz(ジョー・ハーツ)は、次世代UKエレクトリック・ソウルの旗手としてMura Masa(ムラ・マサ)やSG Lewis(SGルイス)と並び評価されている。
SIRUPの新作「CIY」へのプロデュースや7月にリリースされたばかりの自身の最新アルバム「Current Blues」ではDJ /プロデューサーのYonYonが参加するなど、ここ日本とも縁が深い。実は彼の父親は英国BBC Radio 1の看板DJであり、大英帝国勲章も持つPete Tong(ピート・トン)。

◆BENEE“Supalonely ft. Gus Dapperton”

ニュージーランド発、20歳の新鋭BENEE(ベニー)。NYの次世代ポップアイコンGus Dapperton(ガス・ダパートン)を招いた“Supalonely”がTikTokで大ヒット。すでに本国ではトップ・チャート入りし、ミュージック・アワードで「最優秀ソロ・アーティスト」をはじめ4つの賞を獲得するほどの人気。“Supalonely”では失恋をテーマにしながらもキュートな作風でポップに歌い上げていたが、一方では切ない心情をメロウに落とし込むなど、その歌詞の世界観も含めビリー・アイリッシュやコナン・グレイ(実際彼の全米ツアーにも参加する予定だったそう)と並ぶ存在としてこれからの活躍が期待されている。

◆Rema“Dumebi”

ナイジェリア出身の現在20歳。ナイジェリア発祥でアフロポップとも呼ばれ、今やヨーロッパをはじめ世界的なムーヴメントとなっている音楽ジャンル“AFROBEATS(アフロビーツ)”シーンの期待の星。
2019年にオバマ前アメリカ大統領が選んだ2019年夏のプレイリストに彼の“Iron Man”が選ばれた事で注目を集め、ドレイクやRihanna(リアーナ)がSNSで“Dumebi”をネタにしていた事もあり、今年に入ってさらに大きなバズを獲得。アーティスト名のRema(レマ)は「異次元からのお告げ」を意味するそう。個人的にはこの“Dumebi”はオランダの人気プロデューサーJarreau Vandalが、2Pac(2パック)の“Do For Love”のシンセ使いでさらにメロウに聴かせてくれるバージョンがお気に入り。

◆Fred Again..“Kyle (I Found You)”

現在のUKシーンを語るには欠かせない存在となったプロデューサーFred Again..(フレッド・アゲイン)は、2014年にアンビエント・ミュージックの先駆者であり、現代音楽家Brian Eno(ブライアン・イーノ)とアンダーワールドのKarl Hyde(カール・ハイド)によるアルバムに参加し、以降もEllie Goulding(エリー・ゴールディング)やLittle Mix(リトル・ミックス)、Shawn Mendes(ショーン・メンデス)、Rita Ora(リタ・オラ)、Clean Bandit(クリーン・バンディット)、Jax Jones(ジャックス・ジョーンズ)、さらにはBTSなど名だたるアーティストを手掛ける。
なかでも英国ソロ男性アーティスト賞、年間最優秀英国アルバム賞など様々な賞を獲得してきたUKグライム・シーンの代表的ラッパーStormzy(ストームジー)のセカンド・アルバム「Heavy Is The Head」、さらにはEd Sheeran(エド・シーラン)がJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)やBruno Mars(ブルーノ・マーズ)、Skrillex(スクリレックス)など豪華ゲストを招いて発表したグラミー賞ノミネートアルバム「No.6 Collaborations Project」でもほとんどの曲を手掛け、現代UKミュージック・シーンの最重要的なプロデューサーとなった。

そんな彼がソロ名義で届けてくれたのは、今までのプロデュースワークとは違ったダンスミュージックを前面に押し出した実験的なサウンド。4つ打ちビートにエレクトリックでメランコリックな音像が絡み合うサウンドは、彼の音楽家としての幅広さをさらに証明してみせた。他にも最近では出世作Adele(アデル)の「21」やPaul McCartney(ポール・マッカートニー)も手掛けるPaul Epworth (ポール・エプワース)や、Cleo Sol(クレオ・ ソル)、Little Simz(リトル・シムズ)、Michael Kiwanuka(マイケル・キワヌーカ)などのプロデュースで英国ソウル、ヒップホップのシーンを牽引するDean Josiah(ディーン・ジョサイア)がSAULT(ソー)なるポストパンク&ジャズファンクバンドを立ち上げるなど、こういった敏腕プロデューサーのソロ活動が目立っているのが面白い。

◆Crush“OHIO”

続いては、韓国から届いたR&B、Crush(クラッシュ)の新曲。2012年から活動を開始し、2015年には韓国トップ・シンガーソングライター/R&Bアーティストの1人であるZion.T(ザイオン・ティ)とのコラボレーション“Just”でMnet Asian Music Awardの最優秀コラボレーション&ユニット賞を受賞。Jay Park(ジェイ・パーク)、ZICO(ジコ)、DEAN(ディーン)、DPR LIVEなどの著名アーティストとの共作、さらにはここ日本をはじめ世界的にも話題を集めたNetflix発の人気ドラマ『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などのサウンド・トラック参加など、チャートや賞レースの常連として今や韓国R&Bシーンに欠かせない存在となっている。

◆Powfu feat. Beabadoobee“Death Bed (Coffee For Your Head)”

最後に紹介するのはカナダ出身のPowfu(パウフ)。ローファイ・ヒップホップを基調とした作風で、ベッドルームスタジオから2017年より活動を開始し、SoundCloudで2019年に発表したこの曲は、The 1975を擁する注目のレーベルDirty Hitからも作品をリリースするマニラ生まれでロンドン育ちの女性シンガーBeabadoobee(べアバッドゥービー)のヒット作“Coffee”を大胆に早回しにサンプリング。チルで優しい語り口のラップながら死期の近い男性から恋人に宛てた想いが歌われるという切ない歌詞も話題を呼び、弱冠20歳ながら世界的バイラルヒットを記録している。

◆Beabadoobee“Coffee”

以上、10曲を紹介したが他にも話題の楽曲などをピックアップしたプレイリストをTJOのSpotifyプレイリスト「TJO Crates」で展開中なので、ぜひチェックして欲しい。

また、TJOのMixCloudではそれら楽曲を使ったDJ Mixもアップしているので、さらに今年の夏を楽しんでもらえたら嬉しい。

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